スタジオ制作の展示室マンガ制作

マンガ制作

12ページまで通した。そこから、直しどころが見えた。

原作を脚色し、ネーム、作画、写植、通読へ。第1話の試作と、ポーズの検証、作者が不合格と判断した理由を見せます。

2026年9月20日の試作・9月21日に不合格と判断制作・記録 2026.08〜09最終更新

原作第1話のマンガ試作2ページ
2ページ。作者の通読指摘がなかった1〜3ページから。作品全体が合格したことを示すものではない。
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原作第1話から、12ページの試作へ。

2026年9月20日、原作第1話を、12ページ・52コマのマンガとして通しで出力しました。9月21日の作者の通読で、話者の取り違え、席の位置、退出の演技など6か所の欠陥が見つかり、不合格と判断しました。

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台詞・コマ・読む順を決めてから、描く。

小説の文章をそのままコマに置くのではなく、まず12ページへの脚色と、コマ割り・台詞・読順を決めるネームを作りました。ネームの後に作画の計画、生成、選定、写植をつなぎます。

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顔は追加学習、ポーズは骨格図。

2026年8月28日の別の検証では、人物のLoRAに加え、ポーズを骨格図で指定するPose LLLiteを試しました。同じシードで骨格なし/ありを比べ、全身が入ったのは4回中1回から4回中4回へ変わりました。

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工程がつながることと、読める作品になること。

制作の仕組みは、原作の取り込みから配信までを14工程に分けています。2026年9月5日時点の工程表では、人物・場所・小物・画風の設計、作画、配置・部分修正は「一部だけ動く」、ほかは「限定的に動く」と記録していました。

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原作第1話から、12ページの試作へ。

2026年9月20日、原作第1話を、12ページ・52コマのマンガとして通しで出力しました。9月21日の作者の通読で、話者の取り違え、席の位置、退出の演技など6か所の欠陥が見つかり、不合格と判断しました。

さらに、参照していたLoRAが古い版で、伊宮の人物説明も「黒髪」と誤っていました。ここでは展示時に指摘がなかった1〜3ページを見せています。作品全体が完成したという扱いではありません。

原作第1話のマンガ試作1ページ
第1話のマンガ試作・1ページ。2026年9月20日出力。全体は不合格となった試作の一部。
原作第1話のマンガ試作2ページ
2ページ。作者の通読指摘がなかった1〜3ページから。作品全体が合格したことを示すものではない。
原作第1話のマンガ試作3ページ
3ページ。電話で「穴」の話を知る場面。試作の展示。

台詞・コマ・読む順を決めてから、描く。

小説の文章をそのままコマに置くのではなく、まず12ページへの脚色と、コマ割り・台詞・読順を決めるネームを作りました。ネームの後に作画の計画、生成、選定、写植をつなぎます。

この回は生成137枚から52コマを採用し、吹き出しと文字を置いて通読へ進めました。文章側の工程はGPT-5.6 Sol、作画はDGX Spark上のローカル生成で実行した記録です。

  1. 脚色とネーム

    小説をページに割り、何を絵で見せ、どの台詞を残すかを決める。

  2. 作画と選定

    人物・場所・小物・画風を揃え、候補を生成してコマとして採る。

  3. 写植と通読

    吹き出しと文字を配置し、ページを連続して読んで成立を判定する。

2ページ目の自動ラフネーム
同じ2ページ目の自動ラフネーム。2026年9月20日。
原作第1話のマンガ試作2ページ
2ページ。作者の通読指摘がなかった1〜3ページから。作品全体が合格したことを示すものではない。

顔は追加学習、ポーズは骨格図。

2026年8月28日の別の検証では、人物のLoRAに加え、ポーズを骨格図で指定するPose LLLiteを試しました。同じシードで骨格なし/ありを比べ、全身が入ったのは4回中1回から4回中4回へ変わりました。

一方、背景の奥行きが下がり、当時の高瀬は採用デザインと違う衣装で出ています。このLoRAは、後に使うのをやめています。この骨格入力は、9月20日の12ページ通し出力にはまだ組み込んでいません。

伊宮の直立と高瀬のお辞儀を示した二人分の骨格図
2026年8月28日のポーズ検証入力。骨格図自体も点検した。
文章の指示だけで生成した二人の画像
骨格なし・文章の指示だけの出力。頭や足が画面から切れる。
骨格を入力して同じシードで生成した二人の画像
骨格あり・同じシードの出力。全身が収まるが、背景など別の課題が残る。
ポーズ検証の条件と、3つの判定

Anima系モデル、人物LoRA、Anima Pose LLLite(強度1.5)を使用。合格候補からDWPoseで骨格を抜き出し、骨格図を点検して入力しています。

判定は「同じ人物か」「場所・服・ポーズ・相手を壊していないか」「一コマとして読めるか」。崩れた箇所だけの修正にはinpainting LLLiteを使いました。数回の限定条件の結果で、広い場面での安定性はまだ示していません。

工程がつながることと、読める作品になること。

制作の仕組みは、原作の取り込みから配信までを14工程に分けています。2026年9月5日時点の工程表では、人物・場所・小物・画風の設計、作画、配置・部分修正は「一部だけ動く」、ほかは「限定的に動く」と記録していました。

通し出力で見つかった欠陥を、参照する人物資産、ネーム、作画、連続性の点検のどこへ戻すかが課題です。確認できたポーズ制御を本番へ移すことも、展示時点では次の段階でした。

9月15日:限定運用で、工程の往復を確かめた

9月5日の状態表の後、限定した入力で、原作と採用素材の確認から、脚色・ネーム、作画と修正、ページとPDFまでを一つの経路で往復できることを確かめました。人が画面で文字の配置を調整して保存した後も、そのまま通常のPNG・PDF出力へ進めます。

14工程では、前の工程の入力と判断を次へ渡し、計画・ネーム・候補・ページを出力します。人が原作との整合、人物・場面、読順、可読性を見て、欠陥があれば原作の読解、脚色、人物資産、作画、配置、連続性の点検のうち原因に近い場所へ返します。工程がつながっても、作品の品質や作者の合格が自動で保証されるわけではありません。

14工程の受け渡しを読む

制作の工程図を、各段階で受け取るもの・残すもの・確認することに分けて整理しました。すべての工程が自動で動くことや、どんな原作でも品質を満たすことを示す表ではありません。

前の工程から何を受け取り、何を残し、どこを人が確かめて戻すか。
工程受け取るもの残すもの確認と戻り先
原作の取り込み・出典管理原作と採用素材出典・用途・現在の入力正本と利用条件を確認し、入力準備へ戻す
作品企画・編集方針作品の意図と制約編集方針と候補作者の意図を確認し、方針へ戻す
原作読解原作と出典人物・場面と引用、追加演出の区別意味のずれは読解・脚色へ戻す
脚色・章構成読解と編集方針脚色案・章の流れ・ページの見通し意味や省略の問題は読解・編集へ戻す
ページ・見開き設計脚色とページの条件ページ型とコマの約束容量や見せ方の問題は脚色へ戻す
描けるラフネームページ設計と台詞コマ、台詞、読順のラフ読順や必要情報の不足は設計・脚色へ戻す
人物・場所・小物・画風の設計ネームと採用素材場面ごとの参照と採用方針外観・動作の不一致は素材設計へ戻す
生成の指示・レシピネーム、参照、過去の所見生成条件と必要な入力必要な材料が足りなければ設計・ネームへ戻す
作画生成条件と参照候補画像人物・場面・動作を確認し、指示・参照へ戻す
選定・描き直し候補画像と所見採否、再計画、再利用の判断未達の理由を残し、作画・指示へ戻す
配置・部分修正採用画像とページの約束配置、合成、限定修理つながりや構図の問題は作画・設計へ戻す
写植・吹き出し・効果音台詞とページ文字配置とページ出力可読性や読順はネーム・配置へ戻す
つながりの評価・作者の判断連続したページ所見と作者の判断人物、因果、読順の問題を原因の工程へ戻す
入稿・配信確認済みのページ配布用のページデータ順序・出力条件を確認し、写植・配置へ戻す
この確認で言える範囲

この時点で確認したのは、人の仕上げを含む限定運用の技術的な経路です。固定した少数の場面と複数の入力で、ネーム、作画、修正、連続ページの点検、出力と戻りを確かめましたが、広い入力で安定して成功することは示していません。

人物の外見と動きを同時に保つこと、難しいリアクションの動き、全工程の費用削減は、まだ達成も実証もできていません。9月20日の12ページ試作が作者の通読で不合格となった事実も、この技術的な接続確認によって変わりません。

14工程を見る(2026年9月の工程表)

計画は2026年9月6日改訂、状態の記録は9月5日です。実装の状態と、個々の作品の合否は別に扱います。

当時の工程表。現在の完成度を示すものではありません。
工程状態
原作の取り込み・出典管理限定的に動く
作品の企画・編集方針限定的に動く
原作の読解限定的に動く
脚色・章の構成限定的に動く
ページ・見開きの設計限定的に動く
描けるラフネーム限定的に動く
人物・場所・小物・画風の設計一部だけ動く
生成の指示・レシピ限定的に動く
作画一部だけ動く
選定・描き直し限定的に動く
配置・部分修正一部だけ動く
写植・吹き出し・効果音限定的に動く
つながりの評価・作者の判断限定的に動く
入稿・配信限定的に動く

2026年9月23日の生成AIなんでも展示会 Vol.6の資料と、前後の制作記録をまとめています。制作や検証の時点は、各説明に記しています。

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