スタジオ一人+AIスタジオ
作りたい形へ届くまでの、途中にあるもの。
作りたいものを、AIと一緒に思い描いた形へ近づけるまでに、実際に何が起きているか。うまくいったことも、届いていないことも、制作物と途中経過から紹介します。
制作の展示室
小説の設定から人物を描き、マンガや動画へ広げる。その途中で作った道具や、うまくいかなかった記録も。展示で見せた実物と工程を、項目ごとのページにまとめました。
一人+AIスタジオ
作りたいものを、作りたい形になるまで。
ひとりで、AIと、仕組みを作りながら。
作ることが先にある
小説も、ソフトウェアも、映像も、それぞれに作りたい理由があります。AIも仕組みも、そのために使い、必要なら自分で作ります。
AIに任せられるなら任せたい
AIだけで望む形に届くなら、それも理想です。人が途中に入ること自体に価値を置きません。
2、3日で作れるものの先
現在のAIで短期間に再現できるものだけでは、長く残る価値になりにくいと見ています。品質へ届かない場所では、文脈の渡し方、工程、評価を仕組みにします。
小説を続ける仕組み
長編になると、設定、人物、過去の本文、作品の狙いを一度にAIへ渡しきれません。そこで、確定した設定と本文を保ったまま、一話ごとに必要な資料を選び、場面を設計し、AIが書いた本文を点検する執筆システムを作り、実際の連載に使っています。本文はAIが書き、何を採用するかは自分で決めます。
小説から、マンガ・動画への挑戦
小説には長年の読み書きと構成の知識があります。マンガや動画では、生成物のどこが足りず、どう直すべきかを判断する知識がまだなく、AIを使っても苦戦しています。
原作の取り込みから配信までを14の工程に分け、手元の画像生成(Anima系のモデル)と人物ごとの追加学習で、同じ人物を別の場面でも描けるように試しています。2026年9月には原作第1話を12ページのマンガに通して出力しましたが、通読すると話者の取り違えなど6か所の欠陥が見つかり、自分で不合格と判断しました。工程がつながることと、読める作品になることは別でした。公開できる品質に届いたものから、作品として出します。
制作を支える道具
- 定額のAI料金を制作物ごとに配分し、費用の根拠を残す DevTax。
- 素材の出どころ、採否、同じ人物に見えるかを画面でたどれるようにした、自作ツールの画面の試作。
- 3台のPCに分かれていた知識や素材、制作のノウハウを、分野ごとに読める形へまとめ直した自分用の知識基盤。手元のDGX Sparkで動かし、全体像や足りないもの、組み合わせの可能性を考える拠りどころにしています。
- AIがコードを書いている間に、音で作業の場所をたどり、気づいたことをためておく Patch Notes feat. MIDI。AIへ送るかどうかは人が決めます。
AIと人の判断をどう分けているか
人間の判断は現在も残っています。ただし、判断が一人へ集まるほど、そこが制作速度と規模の限界にもなります。繰り返せる判断を基準と仕組みへ移し、自分にしかできない判断を減らしていきます。そのうえで最後に何を採るかは、作りたい形に照らして自分で決めます。
協業の可能性と難しさ
その分野の知識を持つ人と組む可能性はあります。ただし、手元のDGX Sparkを中心にした制作環境を離れた場所の人と共有すること、制作の速度を合わせること、成果と収益の権利を決めることが難しく、いまは協業を前提にしておらず、募集もしていません。